昨日の夕方の出来事です。
名神高速京都南インターチェンジを迂回する陸橋を走行中のクロスバイクが私の目前であわや転倒しかけました。
幸いにも怪我はされなかったようなのですが、このような事態に陥った原因は幾つか考えられます。
原因1 片手運転だった
動画を確認してもわかる通り、男性は左手にABCマートの商品袋を持ったまま自転車を
運転しており、自転車を支える力が不十分だったことが伺えます。
また、左手で荷物を持つということは後輪ブレーキを掛けられないようになってしまう
ので、後輪が滑り始めると手がつけられないということでもあります。
原因2 カーブが直角でかつ見通しが悪い
現場の写真ですが、陸橋は歩道に対してほぼ90度になるように設計されています。
また、左右のコンクリート壁が不必要な圧迫感を作り、視認性を悪化させています。
進行方向から自転車がやってきても判断を遅らせる原因となる可能性があるでしょう。
そして、歩道の幅員が陸橋の半分程度に急に狭くなるのも、利用者からしたらあまりよ
ろしくないでしょう。
原因3 点字ブロックの上の砂
陸橋に向けて黄色い点字ブロックがあるのですが、その上が砂まみれになっています。
陸橋のスロープを降りてきた自転車はスピードが乗っているため、アウト・イン・アウ
トで斜めに点字ブロックに交差します。
ただでさえ滑りやすい点字ブロックの上がさらに砂のせいで滑りやすくなるという悪循
環を招いています。
同じ目に会わないためにどういった予防ができるか
予防1 片手運転をしない
当然といえば当然のことです。ですが、ロード・クロスバイク乗りには案外できていない人が多く見受けられます。
というのも、ロード・クロスにはカゴやキャリアが一切装備されておらず、荷物を積む
ことを前提としていないからです。
買い物をする可能性があるのならば、最初からカゴのついたママチャリに乗ったほうが
いいでしょう。
事故にあってからでは取り返しがつきません。
予防2 視認性の悪いカーブにはミラーを立てる
この歩行者・自転車用陸橋は何度も直角カーブが登場するのですが、視認性は非常に悪
いまま放置されています。
ミラーを立てて進行方向の安全確認・これから自分が行う行動の予測等ができるように
なれば、安全性は向上し、利用者のストレスは解消されるのではないでしょうか。